キーツ、エンディミオン

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2020/07/19 キーツの『エンディミオン』における夢

エンディミオンの決意
はじめにジョン・キーツのエンディミオンの決意によって、いわゆる現実と夢に対する価値観が反転していることがわかる。
ここで夢というは「死」を宣告され、現実というものは健康に輝く「生」へと関連付けられている。
他の研究によると以下のような記述がある。

“キーツの作品とロマンス、一見すると同じように生と死を並置しているように見える。
しかしロマンスの世界では、「狂ったように切り分けた」という言葉に象徴されるよう
に、生命が動きを伴って描かれ、死もまた鹿の滴る血やどんどん切り分けられてゆく肉のように変化を伴って描かれる一方で、キーツの生と死の世界には全くと言って良いほど動きがない。”
(鎌田 明子「ジョン・キーツにおけるトマス伝説の受容」p8)

ジョン・キーツのエンディミオンには夢を否定しようとする強い現実の意識がうかがえる。
そして、この現実の意識には夢の世界にも存在した現実感を、日常的な世界において回復する必要を教えていたと捉えることができる。
またジョン・キーツのエンディミオンの有名な「幸福論」においてその意味は、それが現実を回復するためのいわゆる方法論的なものとなっているとも見受けられよう。







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