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レポートの書き方How to Write Reports

レポートとは

 大学での学び方は、単に講義を聴くだけではなく、自分で学び、考えることが重要です。そのため、大学ではレポートを課すことがあります。レポートは、客観的事実に基づいて、あるいはデータを分析し、自分の考察を述べるものであり、高校生までに書いてきた作文や感想文とは異なります。レポート提出までの手順は、与えられたレポート課題の意図をよく考え、テーマにふさわしいデータ・資料を集め、分析し、執筆を進めることです。大学での学び方は、自分自身で問いをつくり、学問の学び方を身につけることが必要です。
 大学の講義は、知識を学ぶことが真の目的ではなく、学問が描き出す独特の世界観を体得するための教育機関です。大学では、生徒自身が学ぶ内容を選ぶことができ、自分で受講したい講義を選択して時間割を組むことができます。ここでは、レポートの書き方から提出までのおおよその手順について見ていきましょう。

ステップ1:レポート課題を確認

 レポートを書く際には、まず課題のゴールがどこにあるのかを理解し、レポートに何が求められているのかを明確にすることが重要です。レポートの課題によっては、あるテーマについて書いたり、自分でテーマを設定して調べたり考察を加えたりする場合もありますが、授業の内容をまとめたレポートを書く場合もあります。 授業の内容やその内容を確認するための特定の資料・文献をまとめたレポートもあれば、実験や実習で得たデータをまとめたレポートもあります。レポートを書く際には、課題が出されたときに期限までにどのように調査や執筆を進めていくかを計画することも大切です。また、レポートを書く場合、序論に割く時間はレポート全体の1~2割程度が目安です。

レポートの書き方


ステップ2:事前準備-アイディア整理-

 レポート課題を受けたら、それを書くための準備作業を始めることが重要です。同じテーマでも、取り上げるべき話題や意見のまとめ方は人によって異なるため、アイデアをまとめることは多くの学生にとって大きな問題です。そこで、ブレインストーミングクラスタリングという2つの方法を紹介します。ブレーンストーミングとは、自由にアイデアを出し合い、それをまとめることで新しいアイデアを生み出す手法です。クラスタリングは、アイデアをキーワードで分類し、リンクさせることで整理する方法です。これらの手法の経験は、教育や就活のさまざまな場面で役立つことでしょう。

ブレインストーミング,レポートの書き方


 クラスタリングとは、丸で囲んだアイデアを線で結び、個々のアイデアの関連性を視覚的に表現することです。クラスタリングの手順は、まず、テーマとなるアイデアを用紙の中央に書いて丸で囲み、その周りに関連するアイデアを書いて丸で囲み、中心的なテーマにつなげる。中心テーマにつなげる。最初にブレインストーミングで絞り込まれたアイデアの周りに、そのアイデアに関連するアイデアを書き、丸で囲んで配置します。クラスタリングは、時に新しいアイデアにつながることもあります。クラスタリングのプロセスを通じて、問題の全体構造を俯瞰することができます。クラスタリングを通じて、最初に出てきたアイデアの多くが無駄であることがわかったり、欠けているものがあることに気づいたりすることもあります。全体の構造をまとめるために、バランスよくアイデアを追加したり削除したりします。最後に、クラスタリングの結果に基づいて、レポートのアウトラインを作成することができます。

クラスタリング,レポートの書き方


ステップ3:レポートの構成

 特に指示がない限り、レポートや学位論文は一般的に「序論」「本論」「結論」の3部構成になっています。目安としては、「序論」が10~20%、「本論」が70~80%、「結論」が10%というのがバランスの良いところでしょう。序論、本論、結論の役割は、分野やレポートの内容によって異なりますが、一般的には、それぞれ以下のようになります。

レポートの構成,レポートの書き方


序論
 レポートの序論では、何を検討するのか、その背景や目的を読者に示し、問題に対する答えを本論でどのように明らかにしていくかを示す必要があります。具体的には、レポートで扱う問題やテーマについて説明し、その問題に対する答えを予告することが求められます。また、レポートの型、文字数、締切、提出方法などについても確認する必要があります。レポートの型には、ブックレポート、報告レポート、課題レポート、研究レポートなどがあります。


本論
 レポートの本論では、序論で提示した問題に対する答えが、なぜ結論のような内容になるのか、その論拠を示す必要があります。本論は、通常、三部構成の中で最も長く、いくつかの章や節で構成することで、わかりやすく議論を展開します。本論で扱う内容は、調査や実験などによる実証的なデータに基づく場合があります。本論では、事実やデータを用いて論拠を示し、なぜそのような結論になるのかを論理的に説明し証明する必要があります。また、本論での論述は、明確で簡潔な文章で表現することが求められます。


結論
 レポートの結論では、はじめに提示した問題に対する答えを示すことが求められます。結論は、本論での論拠を受けて論理的に導かれた答えであることが必要です。結論では、本論で扱った問題に対する答えが、序論で示した問題と対応していることを示す必要があります。また、結論は、本論での論拠を簡潔にまとめ、読者に印象づけることが求められます。結論は、レポートの中で最も重要な部分の一つであり、読者にとって印象的で明確なものである必要があります。

※理系レポートの場合

 理系のレポートにおいて、実験レポートは必須です。一般的には、序論、本論、結論の三部構成が基本ですが、実験レポートでは、この三部構成をさらに細分化し、五部構成にするのが一般的です。具体的には、序論では実験の目的と概要を、本論では実験に用いる装置や原理、実験方法と結果を、結論では結論と考察をそれぞれ記述します。特に、本論の実験内容とそこから得られた結果・結論を他の人が理解できるように伝えるため、図や数式の展開、グラフなどが必須です。レポートをまとめるためのポイントは、講義や実験の要点を正確に抽出することです。



参考文献:『これからレポート・卒論を書く若者のために』

重要ポイント:論証するには

 レポートを進める上で、どのようなことが証拠となるか、また論証するためには何が必要かについて考える必要があります。論証の確かさは、一段落内でも、またレポート・論文全体の構造においても、その成否を決める鍵となります。証拠となるものは、事実やデータ、専門家の意見などが挙げられます。論証するためには、論理的な思考力や論理的な構成力が必要です。論証のためには、論点を明確にし、証拠を正確に提示し、論理的な展開を行う必要があります。

論証,レポートの書き方


論証するための根拠

 論証するための根拠は、学問分野やテーマによって異なりますが、事実やデータ、文献資料などが挙げられます。しかし、これらの根拠が信頼に足るものであるかを確認することが必要です。論拠になるのは「事実」のみであり、調査や実験などのデータが偏りが生じないよう適切な方法で得られたものであるかどうかを確認する必要があります。また、他の文献やインターネットなどに掲載されているものを引用する場合は、その調査や実験方法の適切さを検討するとともに、そのデータが今なお有効か、時間が経って変化している可能性はないかを吟味することも重要です。論証するためには、論理的な思考力や論理的な構成力が必要であり、論拠の不足や飛躍がないかを確認する必要があります。

反対の主張や例外はないか

 論文やレポートを書く際には、述べようとしていることに反する主張や例外となる事実がないかどうかをあらかじめ検討する必要があります。もし反論や例外がある場合は、それを示しておくことで、読む側の立場からみれば、別の可能性があらかじめ否定されていることで、主張の説得力が大きく高まります。主張の確かさには段階があり、100%の確かさでいえることもあれば、80%ほど、60%のこともあります。あるいは30%くらいの可能性しかない事実を指摘することもあるでしょう。したがって、論文やレポートを書く際には、反論や例外を考慮し、主張の確かさを高めることが重要です。





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