レポートの「はじめに」の書き方|書き出し例とNG例blog
レポートの「はじめに」の書き方|書き出し例とNG例
レポートの「はじめに」は、読み手にテーマ、問題意識、目的、本文の流れを伝える重要な部分です。最初から結論を長く書いたり、一般論だけで始めたりすると、何を論じるレポートなのかが曖昧になります。本記事では、書き出しの型、使いやすい表現、NG例を整理します。

レポートの「はじめに」の書き方|書き出し例とNG例
「はじめに」は、レポートの入口です。読み手はこの部分を読んで、何について、なぜ、どのような観点から論じるのかを理解します。したがって、単なる挨拶や感想ではなく、テーマと問いを示す必要があります。
書き出しに迷う場合は、背景、問題意識、目的、構成の順に短く整理すると書きやすくなります。
「はじめに」の役割
「はじめに」の役割は、本文を読む前に必要な前提を示すことです。背景を少し説明し、課題の焦点を明らかにし、このレポートで何を論じるのかを示します。
よい「はじめに」は、読み手に「このレポートは何に答えようとしているのか」を伝えます。逆に、テーマが広すぎたり、感想から始まったりすると、本文の方向性が見えにくくなります。
| 要素 | 役割 | 書く内容 |
|---|---|---|
| 背景 | テーマの前提を示す | 授業内容、社会的背景、制度の概要 |
| 問題意識 | なぜ取り上げるのかを示す | 疑問点、課題、対立点 |
| 目的 | 何を明らかにするかを示す | 本レポートでは何を論じるか |
| 構成 | 本文の流れを示す | 第1に、第2に、最後に、という流れ |
基本の型
「はじめに」は、背景、問題意識、目的、構成の四つを入れると安定します。すべてを長く書く必要はありません。短いレポートでは、それぞれ一文ずつでも十分です。
たとえば、「近年、〇〇が問題となっている。しかし、△△の観点からは十分に整理されていない。そこで本レポートでは、□□を手がかりに、〇〇の課題を検討する。まず□□を整理し、次に△△を分析し、最後に今後の課題を述べる。」という流れです。
| 順序 | 文の役割 | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 背景を示す | 近年、〇〇が注目されている |
| 2 | 問題点を示す | しかし、△△については課題が残る |
| 3 | 目的を示す | 本レポートでは□□を検討する |
| 4 | 構成を示す | まず、次に、最後に、の順で論じる |
書き出し例
書き出し例は、課題内容に合わせて変える必要があります。以下は型を示すための例であり、そのまま提出するのではなく、自分のテーマ、授業内容、使用資料に合わせて修正してください。
「本レポートでは、〇〇に関する授業内容を踏まえ、△△という観点からその課題を検討する。まず、〇〇の基本的な特徴を整理し、次に□□に関する先行研究を確認する。そのうえで、△△の観点から今後の課題を考察する。」という形は、多くの論証型レポートに応用できます。
| 課題タイプ | 使いやすい書き出し |
|---|---|
| 説明型 | 本レポートでは、〇〇の特徴を整理し、その意義を説明する。 |
| 比較型 | 本レポートでは、〇〇と△△を比較し、両者の相違点を検討する。 |
| 論証型 | 本レポートでは、〇〇という問いに対して、□□の観点から論じる。 |
| 考察型 | 本レポートでは、資料を踏まえて〇〇の課題と可能性を考察する。 |
NG例と修正方法
よくない「はじめに」は、個人的な感想だけで始まる、一般論が長すぎる、問いがない、本文の流れが示されていない、という特徴があります。大学レポートでは、読み手が本文の目的を理解できるように書く必要があります。
たとえば、「私はこのテーマに興味を持ったので調べたいと思う」だけでは、学術的な問題意識が弱くなります。「〇〇という授業内容を踏まえると、△△の点に検討の余地がある」と書くと、課題との関係が明確になります。
| NG例 | 問題点 | 修正方向 |
|---|---|---|
| 昔から〇〇は大切である | 一般論が広すぎる | 授業内容や課題文に接続する |
| 私は〇〇に興味がある | 個人的感想で終わる | なぜ学術的に検討するのか示す |
| 〇〇について書く | 目的が曖昧 | 何を明らかにするかを書く |
| 結論を断定しすぎる | 本論の展開が不要に見える | 仮の見通しとして示す |
長さの目安
「はじめに」の長さは、全体字数によって変わります。2000字程度のレポートなら200〜300字前後、4000字以上なら400〜600字程度が一つの目安になります。ただし、授業指定がある場合はそれを優先してください。
短すぎると問題意識が伝わらず、長すぎると本論に入る前に冗長になります。背景説明は必要最小限にとどめ、本論で扱う内容に絞って書きます。
| 全体字数 | はじめにの目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1200〜2000字 | 150〜300字程度 | 背景を広げすぎない |
| 3000〜4000字 | 300〜500字程度 | 目的と構成を明示する |
| 卒論・長文 | 章全体として整理 | 研究背景・目的・方法と連動させる |
提出前チェック
完成後は、「はじめに」で示した目的と、結論で述べた答えが対応しているかを確認してください。序論と結論がずれている場合、本文の途中で論点が変わっている可能性があります。
また、「本レポートでは」と書いた内容が本論で実際に扱われているかを確認します。予告した内容を書いていない場合は、はじめにを修正するか、本論に不足部分を追加します。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| テーマ | 何について論じるか明確か |
| 問題意識 | なぜ取り上げるのか示されているか |
| 目的 | 何を明らかにするか書かれているか |
| 構成 | 本文の流れが示されているか |
| 結論対応 | 最後の結論と対応しているか |
アイブックス学術代行でできるサポート
アイブックス学術代行では、レポートの「はじめに」や序論の書き方、問題意識の整理、課題文に合ったテーマ設定、本文構成との整合性確認をサポートしています。書き出しで止まっている場合や、序論と結論がつながらない場合にもご相談いただけます。
まとめ|「はじめに」は背景・問題意識・目的・構成で書く
レポートの「はじめに」は、本文の入口として、背景、問題意識、目的、構成を示す部分です。感想や一般論だけで始めず、課題文に答えるための方向性を明確にしてください。
書き出しに迷う場合は、背景、問題点、目的、構成の順に一文ずつ書くと、読みやすい序論になります。
この記事の信頼性を高める確認ポイント
この記事は、大学レポート・卒業論文に共通する学術的な書き方、引用・参考文献確認、提出前点検の観点を整理したものです。実際の提出では、所属大学、授業担当者、ゼミ、学部・研究科、学会誌・紀要の指定形式を最優先に確認してください。
| 確認項目 | 見るべきポイント | 本文での活かし方 |
|---|---|---|
| 提出要項 | 字数、形式、引用方式、提出ファイル形式、締切を確認します。 | 本文構成、注、参考文献、図表番号の整合性をそろえます。 |
| 根拠資料 | 授業資料、指定テキスト、学術論文、公的資料、一次資料を区別します。 | 主張と根拠の対応関係を明確にします。 |
| 引用・参考文献 | 著者名、発行年、タイトル、出版社、雑誌名、巻号、ページ、URL等を確認します。 | 剽窃や出典不備を避け、信頼性を高めます。 |
| 提出前確認 | 誤字脱字、論理の飛躍、見出しの重複、参考文献リストの漏れを確認します。 | 読み手に伝わる完成度に整えます。 |
参考資料・確認先
文献や書式の確認では、検索結果だけで判断せず、実在する学術データベース、大学図書館、出版社、官公庁等の一次情報を確認することが重要です。
- CiNii Research:日本語の学術論文、図書、研究データ等を検索できます。
- J-STAGE:国内学協会等の学術論文を検索・閲覧できます。
- Google Scholar:国内外の学術文献を横断的に探す際の入口として利用できます。
- 国立国会図書館サーチ:図書・雑誌・博士論文等の所蔵情報を確認できます。
関連サービス・内部リンク
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よくある質問
レポートの「はじめに」は何を書けばよいですか?
背景、問題意識、目的、構成を簡潔に書きます。本文で何を論じるのかを読み手に伝えることが目的です。
「はじめに」に結論を書いてもよいですか?
完全な結論を長く書く必要はありませんが、レポートの方向性や見通しを短く示すことは有効です。
書き出しを感想から始めてもよいですか?
課題によりますが、大学レポートでは個人的感想だけでは弱くなります。授業内容や文献に接続して問題意識を示してください。
「はじめに」は何字くらいがよいですか?
全体字数によります。2000字程度なら200〜300字前後が目安ですが、提出先の指定を優先してください。
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